調理師試験を突破する勉強のコツ!一発合格の方法とおすすめ教材

調理師試験は、効率的に勉強できればあなたが思っているよりも簡単に合格できます。

しかし、仕事や家事で忙しい場合、勉強時間を確保するのは簡単なことではありません。

「昔から勉強は苦手なので自分でも合格できるか不安」

そう思う方も多いでしょう。

私もとにかく勉強が苦手で、合格できるか不安な時期がありました。

勉強が苦手な人ほど勉強のコツを知らないことが多いです。

そこで今回は、勉強嫌いな私でも一発合格できた勉強のコツを解説します。

これを実践して、あなたも一発合格しましょう!

調理師試験を突破する勉強のコツ

学習計画を立てる

調理師試験を突破するには、試験日から逆算して学習計画を立てることが大切です。

なぜなら、計画を立てることで1日にこなすべき勉強量を把握できるからです。

計画通りに進んでいるかを常に把握し、進捗状況に応じて学習ペースを調整しましょう。

計画通りに進めばやる気にもつながりますし、遅れが出れば焦りが生まれ、良い意味で緊張感が生まれます。

計画を立てることに意味を感じない人もいるかもしれませんが、長期的に見るとバカにできない効果があります。

少しずつでも継続する

勉強が苦手でも、継続して学習することで以下のメリットがあります。

  • 勉強のリズムがつく
  • 勉強の習慣がつく
  • 勉強体質になる
  • 勉強が当たり前になる

忙しい中、まとまった時間を確保して学習するのは大変です。

なかなか時間が取れない場合は土日に過去問を解き、平日にテキストで復習する学習スタイルをおすすめします。

少しずつでもいいので継続して学習しましょう。

短い時間でも、復習や確認作業なら5分から10分もあればできるはずです。

全科目まとめて学習する

1科目ごとに深く学習すると時間がかかり、6科目すべてやりきれない場合があります。

また全体を把握することで、偏った知識がつきにくくなるというメリットもあります。

学習初めは大変ですが、バランスよく学習していきましょう。

テキストの使い方

いきなりテキストを頭から読み込むのは悪手です。

なぜなら、テキストの内容全てが試験に出題されるわけではないからです。

テキストの内容を一から覚えようとすると、時間がかかるので非効率といえます。

そのため、テキストは問題を解いた後の確認に使ってください。

出題箇所をテキストで調べ、印をつけることで要点を押さえた自分だけのテキストになります。

問題が分からないときなどに確認することで、強く記憶に残っていくでしょう。

ノートに内容をまとめない

ノートは学習内容をまとめるためには使いません。

内容をまとめることに満足して、肝心の学習が進まない恐れがあるからです。

内容のまとめに時間を使うより、問題を1問でも多く解いた方が学習効果は高まります。

ノートは解答用紙として使い、問題を解くことに専念しましょう。

過去問から学習を始める

調理師試験の勉強は、過去問から学習していきます。

なぜなら、試験は例年使い回しのような問題が多く、過去問を解けるようになれば合格に近づくからです。

とはいえ、習ってもいないものを解けるわけがないと思いますよね。

しかし、調理師試験の問題には常識で解ける問題があります。

例えば下記のように正誤を問う問題が出たとします。

◇間違っているものはどれか

Q1.調理に従事するときは、時計などのアクセサリーは外した方がいい。

Q2.下痢をしていても我慢して調理に従事する。

この問題は調理の知識がなくともQ2.が誤りと気付けそうですよね。

このように常識で考えたら解ける問題があります。

もちろん全ての問題が常識で解けるわけではありません。

とはいえ、常識で解ける問題があるなら、先に過去問から対策していった方が明らかに効率的です。

調理師試験の過去問はどう使う?

過去問の進め方

過去問は5年分を1サイクルとし、これを5サイクル回します。

記憶に残りにくくなるため、同じ年度を5回連続で解くことはしません。

過去問は繰り返し使用するので、ノートなどに解答してください。

問題には鉛筆など、消せるペンで印をつけましょう。

正解なら◯

予想して解けたなら△

間違いは×

解ける問題を徐々に増やしていき、試験直前には全ての問題を一通り解ける状態を目指します。

調理師試験の過去問実践編

実践編:1回目

まず1年分を解きます。

少し考えて分からない問題は飛ばし、解き終えたら答え合わせをします。

答え合わせが終わったら、分からなかった問題・間違っていた問題に印をつけ、その内容に対応するテキストのページを記載しておいてください。

ページを記載することで、次の確認時にテキストを早く開けるようになります。

効率的に進めるには、このように工夫して学習することが大切です。

限られた時間の中で効率化できるものはないか意識するといいでしょう。

全体を把握するために、残り4年分を復習せずに進めます。

過去問を1サイクルした時点では間違えた問題が多いと思いますが、これから徐々に解ける問題を増やしていくので問題ありません。

実践編:2回目

ここでは解けた問題よりも、間違えた問題を優先して学習します。

最初の段階で解ける問題は勉強せずに解けているので、難易度が低いと考えられるからです。

間違えた問題はテキストで確認してください。

ここまでの段階で1ヶ月を想定しています。

実践編:3回目

全ての問題を解き、印を付けていきます。

この段階では1回目に正解した問題を間違えることもあります。

それはたまたま正解した問題だったと考えるべきでしょう。

少なからずショックは受けるかもしれませんが、勉強に慣れてきたのだと前向きに捉えてください。

間違えた問題は復習してください。

記憶が定着するには時間がかかるため、2日後くらいに復習することをおすすめします。

理解している問題はテキストで確認するときに周辺知識を意識します。

例えば「消毒方法の問題で熱湯消毒が出た。テキストで確認して他には煮沸消毒などがあるということを知る。」

この確認作業が周辺知識を意識するということです。

これを繰り返すことで少しずつ知識が増えていきます。

実際の試験では、この周辺知識から問われることもあるので、意識して学習するといいでしょう。

ここまでの段階で2ヶ月を想定しています。

実践編:4回目

この段階では、基礎知識が身に付いてくるので、主に周辺知識を強化していきます。

全ての問題を解いていきますが、問題を解きながら周辺知識を思い出して下さい。

例えば「調理操作からの出題でフライの揚げ温度は?答えは180度と分かった。確かドーナツの温度は160°だった。」などと思い出していきましょう。

このように周辺知識を意識しながら問題を解くことで、知識の引き出しを増やせます。

問題を解き終えたら、思い出した知識が正しいかどうかテキストで確認してください。

これにより間違えて覚えることを防げます。

実践編:5回目

この段階では、全ての問題を解ける状態が理想的です。

これまでは知識を強化してきましたが、5回目は時間内に回答する力を強化する必要があります。

なぜなら、せっかく覚えた知識も制限時間内に解答できなければ無駄になってしまうからです。

そのため、本試験に向けて試験時間である2時間以内に解答することを意識するといいでしょう。

つまり、ここまでの努力を試験で発揮するための訓練ということです。

間違えたところ、自信がないところはテキストや過去問に付箋を貼ってください。

間違えやすい問題を把握でき、試験直前に最終確認できるのでおすすめです。

ここでも記憶の定着を意識して、全体の復習を試験直前2日前までにするといいでしょう。

ここまでの段階で3ヶ月を想定しています。

調理師試験の苦手科目はどうすればいい?

苦手だと思う科目は覚えづらいことが多いです。

なかなか解けない問題は、どういう問われ方をしているのか要点を覚え、それを繰り返し何度も見るようにしてください。

数をこなしていくことで徐々に理解が深まっていきます。

何度も間違えてしまう問題はスキマ時間を使うと効率よく記憶できます。

通勤途中やお風呂に入っている時間など、並行して学習するといいでしょう。

アプリを使って復習するのもおすすめ

スキマ時間にはアプリで復習することをおすすめします。

おすすめアプリは:Cyber Learningです。

小テスト機能がついているため、間違えやすい科目を知ることができます。

間違えた問題のみ復習できる機能もついているなど、非常に使いやすいアプリです。

効率よく学習できるので、ぜひ使ってみてください。

調理師試験の難易度

調理師試験はそこまで難しいものではありません。

国家試験の中には合格率数%も珍しくない中、調理師試験の合格率は60%以上にもなるからです。

さらに、試験形式は実技試験がなく、筆記試験のみとなっています。

4択マーク形式のテストとなっているので、最悪わからない問題があっても、消去法で答えを導き出せる可能性があります。

その上チャンスは複数あります。

試験は都道府県ごとに行われますが、居住していない都道府県でも受験が可能です。

つまり別日に行われる試験を複数受けられるということです。

調理師試験の合格基準は、全科目の合計得点6割以上です。

ただし1科目でも0点があると不合格となります。

平均点を大きく下回る科目がある場合も不合格です。

つまり得意科目があっても、安心はできないということです。

調理師試験は独学で勉強してもいい?

調理師試験は独学でも問題なく合格できます。

なぜなら、試験は過去問を使い回したような問題がほとんどなので、過去問さえ対策できれば合格できるからです。

調理師試験の勉強を独学で進めるメリット

独学は低予算で済む

独学であれば、テキストと過去問を一冊ずつ準備するだけで、勉強を始められます。

全て揃えても数千円程度で済むため、非常に経済的です。

とにかくお金をかけたくないということなら、迷わず独学をおすすめします。

通学に比べ拘束時間が短い

仕事や家事が忙しいと、なかなかまとまった時間をとれませんよね。

独学であれば、生活の合間に勉強ができます。

急な用事が入った場合、用事を優先することもできます。

そのため忙しい人には、独学は向いているといえます。

調理師試験の勉強に独学のデメリットとは?

中途半端に終わる恐れがある

独学は可能とはいえ、それなりに範囲は広いです。

一人で進めていると、力の入れ加減を間違えるかもしれません。

手つかずになる分野も出てくる恐れがあります。

モチベーションを維持するのが大変

勉強を続けるのは、少なくとも簡単なことではありません。

諦めそうになったときは、調理師資格が欲しい理由を明確にするといいでしょう。

調理師資格が欲しい理由が明確になることで、勉強のやる気につながることもあるからです。

独学以外の選択肢

指定学校に行く

指定学校では、調理の勉強をしながら最短1年で調理師免許を取得出来ます。

卒業するだけで調理師免許を取得出来ますが、費用が数百万円することもあります。

予算に余裕があり、調理を学びたいという人にはおすすめです。

通信講座

基本的には独学と同じですが、合格までのサポートを受けられます。

受ける通信講座によって内容は異なりますが、分からない点を質問できるところ、勉強のペースを管理してくれるところが多いです。

中には不合格になった場合、受講料を全額返金してくれるところもあります。

独学と違い挫折しにくいので、勉強に自信がない人にはおすすめです。

通信講座を受講する場合は、先ほど紹介した受講内容があるのか重視して検討すると良いでしょう。

数万円しますが、指定学校に行くよりは低予算で済みます。

調理師試験の合格に必要な勉強時間は?

勉強時間の一般的な目安は、15時間から90時間といわれています。

ただし、勉強が苦手な人は45時間から90時間を見込んでおきましょう。

45時間というと多く感じるかもしれませんが、3ヶ月に分けると1日わずか30分で済みます。

これならできそうだと思いませんか?

45時間でも効率よく勉強すれば合格できます。

調理師試験対策の講習会は参加するべき?

講座では試験によく問われるところを学習します。

つまり要点を押さえたカリキュラムになっているということです。

講座によっては、科目ごとのわかりやすい資料ももらえます。

また覚えづらい箇所は、語呂合わせの暗記方法を教えてくれたりします。

効率よく学べるので、勉強に自信がない人にはおすすめです。

ただし参加費が数万円するので、予算を抑えたい人には不向きです。

1人で勉強できるかという点と、予算を判断材料にして検討するといいでしょう。

調理師試験の勉強におすすめの教材は?

テキストはどの出版社も試験範囲を網羅しているので、購入する際は手にとって、分かりやすさなどを基準にするといいでしょう。

ただし中古のテキストは避けてください。

中には法改正で答えが変わっているものもあり、情報が古い可能性があるからです。

勉強に自信がない人でもテキスト1冊と過去問で十分です。

いくつもあるとやりきれず、知識が身につかない可能性があります。

シンプルに1つの教材に集中することが大切です。

調理師読本

要点を色付けしていて分かりやすいため、おすすめです。

過去問

各自治体のホームページで過去問を無料でダウンロードできます。

実際にどんな問題が出題されているのかが分かるので試験対策に向いています。

講習会でも5年分の過去問をもらえることがあります。

解説はないため、解いた問題はテキストで確認するといいでしょう。

調理師 試験問題と解答

先程紹介したテキストと同じ出版社で、相性がいい模擬問題集です。

過去問ベースに予想問題が作られているため、過去問だけでは物足りないという人におすすめです。

これだけ覚える 調理師 一問一答

小型で持ち運びが楽にできる問題集です。

スキマ時間で学習するのに向いています。

赤シート対応なので、暗記力強化に使うといいでしょう。

ユーキャン 調理師 重要過去問&予想模試2回 

直前期の学習に適した問題集です。

出題頻度の高い問題が凝縮されています。

問題を解くことで自分の弱点が分かり、足りない知識を補填することができます。

予想模試がついているので、試験直前期に時間を測り、力試しするといいでしょう。

モバイルバージョンを終了